マフラーの役割とは?
車のマフラーは、エンジンから排出される音を抑えるとともに、有害な排気ガスを人間にとって無害なガスに変える重要な役割を果たします。マフラーを効率的に機能させるためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
マフラーの点検手順
- マフラーの位置とリフトアップ:マフラーは車の下部にあります。安全に点検するためには、車をリフトアップし、固定する必要があります。
- 外観の点検:マフラーの亀裂やサビ、腐食を確認しましょう。特にハンガーやガスケットなどの溶接部分が固定されているかも重要です。
(※マフラーです。亀裂、サビ、腐食を確認しましょう!)
- 排気漏れの確認:エンジンを起動し、排気システムからの異音や白煙、ガス漏れがないか確認します。これによりマフラーの音量や排気漏れの検査を行います。
- 基準の確認:マフラーが保管基準を満たしているか点検します。地上高は9cm以上、車体から10mm以上突き出してはいけません。
(※マフラーの保管基準です)
マフラーに異変を感じたら?
騒音が大きくなったり、異臭がしたり、白煙がでたり、車の性能が低下したりしたら、ディーラーや自動車整備工場に相談しましょう。
小さな穴などは市販の補修用品と専門工具を使って自分で修理することも可能ですが、マフラーの修理は専門的な知識を必要とします。
マフラー点検の注意点
点検時はマフラーが熱い状態では触らないようにし、排気ガスは人体に有害な物質を含むため直接吸わないように注意してください。また、錆び対策として定期的に水で洗い、取扱説明書に従ってメンテナンスを行うことが重要です。