クーラントの点検方法

クーラントの役割

車を動かす過程で熱を持ってしまったエンジンを冷やすのがクーラントの役割です。ウォーターポンプによりクーラントが循環し、オーバーヒートしたエンジンを冷却することで、エンジンの故障を防ぎます。ここでは、クーラントのレベル点検から交換時期の判断方法まで、初心者向けに車のクーラントメンテナンスを自分で行う方法を紹介します。

クーラントのレベル点検と補充方法

初めに、エンジンが冷えた状態でクーラントのレベル点検を行いましょう。タンクの側面に「max」「min」や「Full」「Low」の表示があります。これは液面ラインの目安となるもので、この間に液体があることが理想的です。また、クーラントは鮮やかなピンクやミドリの色をしていますが、色が濁ったり鮮やかさが足りない場合は、補充や交換が必要です。

（※クーラントのメモリです。こちらはF・Lの表記です。）

クーラントの交換時期の見極め方

交換時期の判断はエンジンルーム内のエンジンメンテナンス情報を参照しましょう。ここにはクーラントの交換時期や推奨の冷却液が表記されています。定期的な点検や交換がエンジンと冷却システムの長寿命につながります。（※エンジンルーム内に「メンテナンス情報」があります！）

クーラントの漏れを防ぐ

クーラントの漏れはエンジンのオーバーヒートを引き起こす可能性があるため、定期的に駐車場の車の下やクーラントの臭いを点検しましょう。液体だまりが見られる場合や焦げ臭いにおいがする場合は、クーラントが漏れている可能性があります。その場合は、安全を考慮し、プロのメンテナンスをディーラーなどに依頼することをお勧めします。



クーラントはエンジンの安定稼働と冷却システムの健康に不可欠です。アンチフリーズとしても機能するこの液体は、自分で簡単に管理でき、エンジンの温度ゲージが安定した状態を保つ手助けをします。初心者でも簡単にできるこれらの点検とメンテナンスを定期的に行い、あなたの車を安全に走り続けましょう。