クラクションの点検

クラクション（ホーン）の役割とは？

車のクラクション（ホーン）は、危険な状況を予防するための重要な装置です。見通しのきかない曲がり角や上り坂の頂上など、予見できない危険を早期に知らせる役割があります。さらに問題が発生した場合や突発的な状況で音を鳴らすことで、周囲に警告を送ることができます。

また必要な場面でクラクションを鳴らさなかった場合は、「警音器吹鳴義務違反」に該当し、罰金が課されることもあります。しかし、不必要な場合の使用は迷惑行為とされるため、使用は必要な時に限定しましょう。

車検で検査される項目は？

車検の際には、クラクション（ホーン）のマークの有無と音量、音色などが基準に基づいて検査されます。具体的には、ホーンの記号であるトランペット（ラッパ）のようなマークがハンドルのセンターに表示されているかを確認します。また、音量が小さすぎる、あるいは大きすぎる、音色が変更できるものも同様に車検では不適合となります。

（※クラクションマークです）

クラクションの点検方法

クラクションマークを押して確認します。112db以下で87db以上という基準はありますが確認が難しいので、はっきりとした音が鳴れば正常です。※なるべく迷惑にならない場所で点検して下さいね！

クラクション（ホーン）の仕組み、異常を感じたら？

クラクション（ホーン）は、スイッチが接触することで電流が流れ、音が鳴ります。しかし、配線が断線したり、接触不良が発生したりすると、クラクションが正常に作動しなくなることがあります。例えば、クラクションが全く鳴らない、音が断続的に途切れる、あるいは音が止まらない、といった症状が出ることがあります。

もしクラクションの異常を感じた場合は、原因の特定をするのは難しいので、プロの整備士や整備工場に依頼することをお勧めします。